喫煙による肉体依存へNRTとチャンピックスの効果

タバコにはニコチンが含まれており、長く喫煙を続けていると精神依存と肉体依存が出てくるようになります。精神依存というのはタバコが吸えないことでイライラしたりする症状のことで多くの人が経験があるのではないでしょうか。肉体依存はニコチンの作用による影響で、実際に手が震えたり、幻覚が見えるなどの症状が出ることを言います。肉体依存の症状がある場合には、ニコチンへの依存が進んでいる状態であり、禁煙はかなり難しい状況です。肉体依存がある場合には気持ちだけの問題ではなく、体に出た症状を抑えることも必要になります。肉体依存が見られる状態の人はできるだけ早く禁煙治療を行うほうが健康のためになります。現在の禁煙治療は主に2種類あります。NRTとチャンピックスによる治療法であり、いずれも条件を満たせば健康保険を利用して治療を受けることが可能です。
NRTというのはニコチン代替療法のことであり、たばこ以外のニコチンを使用して禁煙したことによる離脱症状を抑えながら禁煙を進めていく治療法です。具体的にはニコチンガムやニコチンパッチを使用してニコチンの離脱症状をおさえるようにします。ニコチンガムは薬局で購入可能であり、ニコチンパッチは医師の処方によって使用することができます。
チャンピックスは禁煙治療のために開発された日本では始めての経口補助薬になります。NRTと異なるのはチャンピックスにはニコチンが含まれないということです。脳内のニコチン受容体と高い結合親和性がある成分が含まれており、ニコチンの離脱症状を軽減します。またタバコを吸った場合には、ニコチンが受容体と結合するのを阻害し、タバコによって得られる満足感をなくし依存を断ち切る役割を果たします。現在ではチャンピックスのほうが禁煙成功率が高いというデータが出ています。